住むほどに味わい深いそんな高級ワインのようなイメージのあるヴィンテージマンションはいつの時代も安定した人気を集めています。東京都内のオススメのヴィンテージマンション5件をご紹介します！
その1 広尾ガーデンヒルズ
広尾にある「広尾ガーデンヒルズ」は、ヴィンテージマンションとして多くの方に知られています。すでに築30年以上を経過していますが、人気もその資産価値も下がることはありません。
ヴィンテージマンションは、立地や高いデザイン性にも価値がありますが、管理体制やメンテナンス状態などが通常マンションよりも優れており、長期間経過しても建物だけではなく、その敷地内を含めていつ見てもきれいで洗練された印象があります。
1983年築の広尾ガーデンヒルズ
広尾ガーデンヒルズは、1983年築で1984年に分譲されました。すでに築30年以上経過した素晴らしいヴィンテージマンションです。
広尾駅から徒歩5分の好立地！
ヒルズと呼ばれる5つの区域に分かれており、それぞれのヒルは、オリジナルのコンセプトでデザインされており、合計15棟のマンション棟が建ち並んでいます。
何よりも敷地が広大で合計で6万6千平米もあります。広大な敷地内には、生活に便利で必要十分なお店がそろっていますし、東京都内でありながら緑豊かな大自然を身近に感じることができます。
資産価値が上がり続けるヴィンテージマンション
広尾ガーデンヒルズは、資産価値が下がらず、上がり続けるヴィンテージマンションだと言われています。
最新の中古物件でも2億円を超える売り出し物件が登場しています。人気物件が多いことから、売買取引事例も少なく安定した中古価格で推移しています。ホテルのような豪華仕様のヴィンテージマンションは、管理も行き届いており、住民も洗練された質の高い富裕層の方が多くなっています。
広大な敷地内が暮らしの中心
東京都内の広尾駅から徒歩5分の立地でありながらも、広大な敷地を保有している広尾ガーデンヒルズ。その土地はマンション所有者全員の共有財産です。
敷地内には、カフェ、スーパーマーケット、クリニック、銀行、レストランなどがあり、静かにマンションで暮らす人が安心して便利に暮らせる共用施設がそろっています。
そして、管理センターなどには、コンシェルジュがいるだけではなく、安心の24時間有人管理システムが導入されています。
その2 三田綱町パークマンション
東京都港区にある三田綱町パークマンションは、すでに築47年となる東京で最も資産価値の高いヴィンテージマンションの一つです。JR京浜東北線田町駅より徒歩13分の立地です。
総戸数は147戸の中規模のマンションです。築47年というと相当な古さを感じさせるヴィンテージマンションですが、セキュリティもオートロックが導入され、宅配ボックスやトランクルームなどもしっかり完備されています。
日本初の高層マンション三田綱町パークマンション
三田綱町パークマンションは、日本初の高層マンションとして建てられました。
場所は東京都港区三田です。地上19階、地下2階と建築当時からすでに高層マンションとして建てられています。
最寄り駅は、東京メトロ、都営大江戸線・浅草線・三田線などの麻布十番駅、赤羽橋駅、三田駅などから徒歩10～13分以内と交通至便なエリアに建っています。
間取りが全て100平米超！
三田綱町パークマンションは、地上52メートルの高さを誇ります。建設当時は東京タワーや霞が関ビルに次いで高い高層建築物として知られていました。
間取りは、1LDK、2LDK、3LDK、4LDKなどがメインですが、注目すべきはその広さです。全て100平米超の広々した間取りが大きな特長です。
近年の売買取引事例を見ても1億円を超える物件ばかりが取引されており、最高6億5千万円の3LDKの物件が取引されています。
高級ホテル仕様のヴィンテージマンション
三田綱町パークマンションの北側には、三井グループ迎賓館「綱町三井倶楽部」があります。その西洋庭園が視界に入るような場所です。各国大使館も近くにありますが、緑が多く閑静な住宅街の中に存在するヴィンテージマンションです。
24時間有人フロント、コンシェルジュサービス、ホテルライクなロビーラウンジがあります。さらに、エントランスオートロックなどもしっかり導入され、防犯性も高められています。
竣工時にはメイドが住んでいた「メイドルーム」なども付属する間取りのお部屋もあります。
三田綱町パークマンションは、今でも高い資産価値を維持できていますが、その秘密は管理体制の質の高さにあるようです。
その3 赤坂パークマンション
赤坂パークマンションは、東京都港区赤坂にあるヴィンテージマンションです。築年数は、1975年ですが、お部屋の内装は、リフォームやリノベーションが施されている物件がほとんどです。
赤坂という立地の他、竹中工務店施工や三井不動産分譲のステイタス性も抜群です。管理状態がよい点に安心感があり、きちんと管理され修繕されているという印象を受けます。
1975年築の赤坂パークマンション
地上6階、総戸数25戸の比較的小さなヴィンテージマンションです。
最寄り駅は地下鉄千代田線の赤坂駅となっており徒歩7分です。
1975年に建築されたヴィンテージマンションですが、近隣に赤坂ACTシアターや赤坂BLITZなどが集まる赤坂サカスの他、東京ミッドタウンにも近いなど、若者にも人気のヴィンテージマンションです。
都市ライフを満喫したい方のための素晴らしい立地
赤坂パークマンションは、赤坂駅の他、都営大江戸線「青山一丁目」駅、東京メトロ丸ノ内線「赤坂見附」なども利用でき、通勤や通学にとても便利な場所に立地しています。
建物は地上6階とそれほど高くはありませんが、周囲に眺望を遮るような高い建築物はありません。風通しもよく、快適に住むことができます。赤坂から青山や六本木へも近く、東京ミッドタウン、六本木ヒルズへは歩いて15分ほどで到着します。
高級感のある佇まいは、周辺の美術館やアートな街並みにぴったりとマッチしています。
美術館を彷彿とさせるエントランス他、リフォームやリノベで全く新しい内装に
歴史のある街、赤坂周辺はアートイベントなども時折開催されています。ヴィンテージマンションとしても素晴らしく、内装を全てリノベーションしたような賃貸物件などもよく見られます。赤坂パークマンションは、一人暮らしからファミリータイプのお部屋まで、都心での充実したライフスタイルに憧れる方におすすめのヴィンテージマンションです。
その4 目白台ハウス
1962年築の目白台ハウスもヴィンテージマンションの代表格です。
総戸数は127戸、RC造地上8階建ての大規模なマンションです。東京都文京区にあり、早稲田大学にも近く、周辺には江戸川公園があります。
最寄り駅は東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅より徒歩6分です。
多くの財界人が居を構えていた目白台にあるヴィンテージマンション
目白台ハウスは、かつては「目白台アパート」と呼ばれる高級賃貸住宅でした。その頃は、谷崎潤一郎や瀬戸内寂聴などが住んでいました。また、円地文子が仕事場としても使っていたことで有名です。
目白台ハウスは、神田川を見下ろせる高台にあり、多くの財界人が居を構えていた場所に今も建っています。
目白台ハウスは、高級賃貸住宅が分譲されたため、その名残や歴史を感じられる珍しいヴィンテージマンションです。
建物内は随所に時代を感じさせるパーツが残る目白台ハウス
目白台ハウスの建物はオリーブ色と山吹色、白の3色構成による鮮やかな印象を与えます。レトロな雰囲気たっぷりの佇まいは、昔を懐かしむ方にも好まれています。
建物内はリフォームやリノベーションが施されていますが、折り返し階段の手すり、エレベーターホール、共用廊下など、内装も残すべきところはきちんと丁寧に保存され残されているため、こだわりのあってなおかつ懐かしい箇所が見え隠れしています。
単身者からファミリーまで安心して暮らせるヴィンテージマンション
目白台ハウスは、10坪のワンルームタイプのお部屋から20～30坪のファミリータイプのお部屋があります。オートロックも完備し、管理人も常駐していますので、最新のマンションから目白台ハウスに移ってきた場合でも、それほどデメリットを感じることは少ないでしょう。
室内に洗濯機置き場がない場合もありますので、マンション内には共用のランドリールームがあります。
その5 ビラシリーズ
ビラシリーズは、建築当時もそのユニークなデザイン性が注目され、1964年～1980年代に至るまで、8つのマンションが竣工しました。
最初は、ビラ・ビアンカでした。その後、セレーナ、フレスカ、ローザ、グロリア、モデルナ、サピエンザ、ノーバが竣工しました。
ビラシリーズはデザイン重視のヴィンテージマンション
ビラシリーズは、興和商事の前会長故石田鑑三氏が手がけました。
ちょうど高度経済成長期にあたる時代でデザインを重視したマンションを設計・建築したことは当時としては斬新な出来事だったようです。
ビラシリーズ第1号のビラ・ビアンカは、ガラスのキューブを積み上げた幾何学的なデザインが印象的です。
採算度外視、一際目立つアートのような建築物が誕生しました。
クリエイティブな仕事をする方に好まれるビラシリーズ
ビラシリーズは、建築後すでに40年を超える建物も残っています。
建物は老朽化していきますが、ヴィンテージマンションとしての価値が次第に高まっています。
事務所利用が可能なワンルームタイプのお部屋もあり、デザイン会社や音楽事務所などのクリエイティブな仕事に従事する人たちが事務所やお住まいとして借りているケースが増えています。
常に9割以上の入居率を誇っており、その人気の高さが伺い知れます。
定期的な設備の更新により資産価値をキープするビラシリーズ
築40年以上もたつと、建物は確実に老朽化しています。
ビラシリーズの建物も大規模修繕を行っています。防水工事、給水管の交換工事、外壁塗装工事などもこまめに実施しているため、今もその資産価値をキープしています。
しかし、デザイン性のある設備はそのまま残すようにしているので、ヴィンテージマンションとしての価値が年々高まっています。
まとめ
東京都内にあるオススメのヴィンテージマンションをランキングにして5つに絞りご紹介しました。
ヴィンテージマンションは、他にもたくさんあります。賃貸でも購入しても住むことができます。どのヴィンテージマンションも資産価値を向上させるために、管理やメンテナンスに力を入れています。
