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故黒川 紀章の代表的な作品やメタボリズムによる設計思想

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既に亡くなられた日本の著名な建築家故黒川 紀章氏について、その人物や代表的な作品、メタボリズムによる設計思想などについて紹介していきます。
故黒川 紀章氏は、1986年には建築界のノーベル賞フランスアカデミー賞「ゴールドメダル」を受賞した人物です。

https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-47-4a/cherriesyagi/folder/1479958/57/51843157/img_0

故黒川 紀章氏についておさらい

日本の著名な建築家として有名な故黒川 紀章氏は、思想家や政治活動家でもありました。
一時期はバラエティー番組にも登場したこともあり、一般の方もよく知っている方が多いと思います。すでに2007年に亡くなられてしまいましたが、都市計画や都市構想に関しての具体的な設計を多数行っており、丹下健三氏の門下生と共にメタボリズムを提唱したことで有名です。

故黒川 紀章氏は何をした人?

黒川 紀章氏は、1934年愛知県海部郡蟹江町に生まれました。
京都大学工学部建築家学科を卒業しています。西山卯三に師事し、東京大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程へ進学した後は、丹下健三研究室に所属して指導を受けました。
東大在学中に設計事務所を設立し、退学しています。
丹下健三の門下生と共に1959年に建築理論メタボリズムを提唱しています。
学生時代から日本よりも国際的な活躍が目立っており、海外の作品も多く残されています。
都市計画に関して意欲的に取り組み、全国各地のニュータウンや世界の都市計画を行いました。
1986年には、建築界のノーベル賞と言われるフランス建築アカデミーのゴールドメダルを受賞しています。
代表作に、寒河江市役所庁舎、中銀カプセルタワービル、ソニータワー、国立文楽劇場、ゴッホ美術館、クアラルンプール国際空港などがあります。

故黒川 紀章氏は丹下健三の門下生の一人

黒川 紀章氏は、京都大学を卒業し、東京大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程へ進学しました。東大では、丹下健三研究室に所属し指導を受けていました。
槇文彦、磯崎新、谷口吉生などが丹下健三の門下生であり、黒川 紀章氏もその一人です。

建築理論メタボリズムを提唱

黒川 紀章氏といえば、都市計画について数多くの提案を行った人物ですが、1959年には、建築理論メタボリズムを提唱しています。
メタボリズムは、黒川 紀章氏だけではなく、浅田孝、大高正人、槇文彦、菊竹清訓、粟津潔、栄久庵憲司、川添登なども提唱していました。
1960年世界デザイン会議に参加した際には、「メタボリズムグループ」を結成していました。
メタボリズムは、少しずつ変化する社会や人口の増減などの成長に合わせて、有機的に成長する都市や建築を設計し、取り換えができる建築やその構造物を提案するものです。
黒川 紀章氏のメタボリズムを具体化した代表的な建築物は、1972年の中銀カプセルタワービルであると言われています。

都市計画について意欲的に提案した人物

黒川 紀章氏は、都市や都市計画については、他の丹下健三研究室の建築家と同様に具体的な提案や構想を行っており、たくさんの実績が残されています。
1964年の札幌大通公園改造計画、1974年の南青山一丁目再開発計画、カザフスタン新首都アスタナ計画、タンザニア新首都計画、中国・昆明市新空港都市都市計画、1959年の新東京計画案:50年後の東京、1965年のメタモルフォーゼ計画1965、1987年の東京2025計画(グループ2025)
などが有名です。

メタボリズムによる設計思想

黒川 紀章氏の設計思想として特に重要な「メタボリズム」についても紹介しておきます。
メタボリズムは新陳代謝のことです。社会の変化や人口に成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を提案したものです。

メタボリズムによる設計思想とは?

メタボリズムが始まったのは、1959年です。
当時から日本の高度経済成長により、日本の都市は人口の増加が顕著となっており、都市は急速に膨張していましたので、その人口増加に合わせて、都市や建物も変化させる必要性が生じていました。
従来の「機械の原理」は、曲がり角に差し掛かっており、空間や機能が変化する「生命の原理」が、人口が増減する将来の日本の社会や文化を支えるものであると考えました。
黒川 紀章氏らのメタボリズムグループは、具体的な都市・建築計画を行う際には、無数の生活用ユニットが組み込み、高い塔や海上シリンダーなどの巨大な構造物を形成し、古くなったユニットは、新しいユニットに交換するだけで、社会の成長や変化などに臨機応変に対応できるものと考えました。
しかし、こうした考え方や作品は、技術官僚的な印象を強く与えてしまったために、一部の若手の建築家には影響力があったものの巨大都市計画は実現しなかったようです。
メタボリズムは、それ以上の盛り上がりをみせることはなく、大規模な都市計画には採用されなかったため、メタボリズムグループの各メンバーがそれぞれの建築にその思想を適用していきました。
黒川 紀章氏の中銀カプセルタワービルは、メタボリズムの代表作であると言われています。

メタボリズムに関わった建築家

1960年の日本で行われた世界デザイン会議では、黒川 紀章氏らはメタボリズムグループを結成しました。
そこに参加した建築家は、浅田孝、菊竹清訓、黒川紀章、大高正人、栄久庵憲司、粟津潔、槇文彦などがいました。
また、建築評論家の川添登も参加していました。

メタボリズム設計思想の影響が色濃く見られる建築作品

山梨文化会館(丹下健三)
山梨県甲府市にあります。
日本のモダン・ムーブメントの建築選定作品です。
建物内には円柱と梁があり、構造的にフロアを仕切るような壁を配置する必要がありません。
そのため間取りが自由に取れるようになっています。円柱や梁を追加することが簡単で増改築することが前提となった建物です。延床面積も拡張され、テレビの新スタジオを設置する改修工事が行われています。

中銀カプセルタワー(黒川紀章)
世界で初めて実用化されたカプセル型のマンションです。
黒川紀章が設計しました。
黒川紀章の初期の代表作として知られています。
一つ一つの部屋はカプセルとして独立しており、交換可能です。
メタボリズムの設計思想が色濃く表現されたデザインです。
用途は、ビジネスマンのセカンドハウスやオフイスとして最適です。
アスベスト問題や老朽化による建て替え問題が解決せずに、現在もAirbnbを利用したカプセルホテルとして利用されています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%8A%80%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%AB

故黒川 紀章氏の代表的な作品をご紹介

最後に黒川 紀章氏の代表的な作品をいくつかご紹介します。

中銀カプセルタワービル

1972年に竣工した黒川 紀章の代表作です。
世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅です。
カプセルは技術的には交換可能ですが、一度も交換されずに現在に至っています。
外から見ると丸い窓がまるでドラム式の洗濯機を積み重ねたようなユニークな外観です。ユニット製のマンションの室内は、宇宙船のようなイメージですが、機能的でベッドやエアコン、冷蔵庫、テレビ、収納などが作り付けとなっています。ただし、洗濯機はありません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%8A%80%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%AB

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寒河江市役所庁舎(さがえし)

寒河江市役所庁舎は、黒川 紀章氏が独立した頃に建てられました。3階から上部の床が大きく飛び出しています。
市民窓口はスロープを上がった2階です。屋根のトラスから高張力鋼で、市役所全体の床を吊っています。

http://www.arcstyle.com/yamagata/332_sagaecity.html

ソニータワー

ソニータワーは、大阪にある地上10階、地下2階、塔屋2階の建物です。
エレベーターに乗ると、外の景色を見ながら昇り降りすることができます。
建物内に設置されているトイレは、カプセル型のデザインですが、メタボリズムの設計思想で作られています。

http://www.arcstyle.com/yamagata/332_sagaecity.html

http://www.arcstyle.com/yamagata/332_sagaecity.html

国立文楽劇場

大阪市中央区にある国内4番目の国立劇場です。
国立文楽劇場では、無形文化遺産の人形浄瑠璃・文楽の公演、演劇や舞踏、落語、漫才などの上方演芸特選会などが開催されています。
建物は、鉄骨鉄筋コンクリート構造の地上5階、地下2階です。
敷地は文楽が生まれ発展した地域に近いため、竹矢来、唐破風といった伝統的な江戸時代の文楽劇場のシンボルが抽象化されて使われています。
竹矢来と外壁の間は歩道となっています。

http://www.kisho.co.jp/page/117.html

ゴッホ美術館別館

オランダのアムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館別館は、黒川 紀章氏の作品です。
フィンセント・ファン・ゴッホの作品を中心とした展示を行っています。国立美術館として知られています。
ファン・ゴッホが傾倒していた日本の浮世絵も展示されています。
常設展が行われている本館は、ヘリット・リートフェルトの設計です。直線を基本とした前衛的な建築です。別館とは異なる印象を与えています。
別館は特別展示や浮世絵の展示が行われています。こちらは、黒川 紀章氏が設計した建物です。
曲線を多用した非対称美が表現されています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%9B%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8

クアラルンプール国際空港

クアラルンプール国際空港は、マレーシアのセランゴール州セパンにある国際空港です。
マレーシアの空の玄関口となっています。
1998年に開港した国際空港ですが、スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港に代わる国際空港としてスタートしました。
「森の中の空港、空港の中の森」をコンセプトに、黒川紀章氏がターミナルビルを含む全体計画を設計しました。
メインターミナルは日本の大成建設、サテライトターミナルを竹中工務店が施工を担当しました。クアラルンプール国際空港は、黒川紀章氏のイメージ通り、プランテーションされたアブラヤシの森に囲まれています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF

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まとめ

故黒川 紀章の代表的な作品やメタボリズムによる設計思想について簡単に解説しました。
東大で丹下健三に師事した日本の著名な建築家故黒川 紀章氏は、メタボリズムに基づいた設計思想を具体化した作品を残している他、数多くの都市計画や都市構想なども計画・提案しています。
日本だけではなく、海外でも多数の建築作品を残しました。

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