土地を売りに出しても、値段が高く条件がよくない場合は、そう簡単に購入希望者が現れることはありません。
売れない土地や活用できない土地は、資産ではなく負債です。売れない土地はないといってもよく、活用できる道が見つかれば、逆に高く売れることもあります。
自分ではなかなか売れない、今の不動産会社では売ることができない土地も、土地の取り扱い経験が豊富な不動産仲介業者なら高く売れる場合があることを知っておきましょう。
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土地は土地取引専門の不動産仲介業者がいい
地方の土地になると、不動産取引そのものが少なく、買いたいという人も少なくなっています。思ったように売れないのが土地です。需要がないのでなかなか売れず、泣く泣く買主の言い値で売り払ってしまうこともあります。
それ以前に、相場よりも高い土地に関しては、誰も手を出さない場合があります。
売主にとっては、不要な土地はできる限り早く売ってしまいたいと考えますが、希望する値段でなかなか売れないのが難しいところです。
土地は、土地取引専門の不動産仲介業者でなければ高く売ることはできません。
今、売買仲介を依頼している不動産業者ではなかなか土地が売れない場合は、どんな土地でも取り扱う業者、土地取引専門業者への切り替えをおすすめします。
1年以上売れないときは今のやり方を変えてみる!
マンションや戸建て住宅とは異なり、土地は極端に売れない場合があり、希望の価格で売れるまでに相当な時間を要することがあります。
不動産会社と売却に関する媒介契約を結んでいたとしても、業務報告がなかったり、いつも同じ内容であったり、売れない場合の改善案も全くなかったりする場合は、別の不動産会社と契約を結んだほうがいいかもしれません。
そのタイムリミットが1年です。もちろん、その間、3か月や半年といった区切りの時期を見ながら、不動産会社の営業活動や報告内容についてチェックするようにしましょう。
やり方を変えるだけで急に問い合わせが入ったり、広告媒体を増やすだけで反響が増えることもあります。
土地の取扱が得意な不動産会社探しには一括査定サイトを上手に活用
土地活用に関しても十分に検討しつくした結果、やはり土地を売却する、ということに決定したら、土地売却が得意な不動産会社に売却活動を依頼し、売り抜けるか買い取ってもらうしか他に土地の処分の方法はありません。
完全無料で利用できる不動産の一括査定サイトは、全国対応のサイトが多く、必ずといっていいほど、土地売却に特化した不動産会社が見つかります。
相続で得た土地に関しては、相続放棄するケースもありますが、所有権の放棄はできません。
結果的には、土地はタダ同然でも売却してしまったほうがいいということになります。
売れない土地は活用・処分方法も含めて一括査定サイトで解決!
売れない土地は、半年から1年程度様子を見た後、媒介契約している不動産会社との契約を解除し、別の不動産会社に売却依頼をしたほうがいい場合があります。
販売力や営業力のある不動産会社を選ぶことが重要ですが、売却以外の土地活用についても多角的な面からアドバイスできる不動産会社なら、どんな方法であっても今の土地を処分したり、そのまま活用したりする方法がわかるはずです。
おすすめの不動産売却一括査定サイトで、あなたの所有する土地にぴったりの処分・活用方法がわかる会社を選んでください。
地域密着の不動産屋が探せるHOME’S売却査定
全国の参加不動産会社数が1500社を超え、サービスの利用者数が420万人以上を誇るHOME’S売却査定では、大手不動産会社はもちろんのこと、地域密着の会社などからぴったりの不動産会社を選んで、土地の無料の一括査定依頼ができます。
不動産会社探しに便利な豊富な写真が掲載されており、会社の強みもまとめられわかりやすくなっています。
また、不動産会社からのアドバイスも参考にできます。掲載されている不動産会社もHOME’S売却査定の厳しい基準によって選ばれた会社のみです。顧客サービス重視の優良業者が多いので、不動産会社と良好な関係を築くことも簡単で、満足度の高い利用結果に落ち着いています。
効率よく優良会社を探すならリガイド
厳選された不動産会社の中から最大10社の査定依頼とその結果の比較ができる不動産一括査定サイトが、リガイドです。他社に比べると提携不動産会社数は少なめですが、収益物件などに強い不動産会社が多数登録されています。すでにサイト運営歴も12年以上あり、入力フォームもYahoo!やFacebookから引き継げるため、効率よく土地の売却が得意な不動産会社を探すことができます。
土地が売れないときのお悩みに関するコラムなどもあり、各種不動産売却に関する情報提供が充実しています。
土地の相場がわかりやすいスマイスター
登録者数や利用者数も最大規模を誇るスマイスターは、不動産価格の満足度や利用したい不動産ポータルサイトでも1位を獲得したことがある優れた不動産一括査定サイトです。
全国1400社の登録会社の中には、土地を得意とする不動産会社も多数登録されています。
類似物件の取引事例も豊富に登録され、売れる査定額ではなく、今後の相場の上昇を見込んだ強気の査定額を提示する会社が多くなっています。
高めの査定額の結果により、スマイスターを利用した方の満足度は、96%以上と高い満足度になっています。
考えられる土地が売れない理由とは?
土地が売れないと嘆く前に、なぜ土地が売れないのかという分析を行う必要があります。
土地が売れない場合のよくある原因もわかっています。これらの原因に当てはまっていない場合は、別の特殊な要因により土地が売れなくなっています。
素人にはわかりませんので、必ず土地専門の不動産売買仲介会社に売却・処分の相談を依頼してください。
土地を持っているだけでお金がかかることを知る
土地を持っていると、一定の管理コストがかかります。特に固定資産税や都市計画税は高く、建物が建っていない更地の場合は、減免措置がありません。
土地を保有している限り、毎年固定資産税や都市計画税がかかります。何も活用していない、収益を生まない土地は、先祖代々の土地であっても負債であるということをよく頭に入れておきましょう。
放置できない土地
管理されていない空き地は、知らない間に危険な状態になっていることがあります。
不法投棄、放火、景観の悪化などが見られます。不法投棄されたときでも土地の所有者がゴミの処分をしなければなりません。いつの間にかゴミの山になっている場合もあり、景観だけではなく、衛生上も問題となります。
土地は、定期的に巡回して草刈りやゴミ捨てを行う必要があります。誰かに清掃を依頼するとお金がかかります。自分で清掃する場合もお金ではなく、貴重な時間がかかります。
こうして考えると活用できない土地は、売却・処分してしまったほうがいいということがわかります。
売り出し価格が相場からかけ離れている
土地を売る値段は自由に設定できます。
しかし、相場価格を無視した価格設定はできません。買主から必ず値下げ交渉が入ります。
売り出し価格が高すぎると、なかなか買い付けの申し込みや問い合わせが入らないことがあります。
土地の査定は、土地専門業者のほうが的確に値付けしています。ほぼ確実に売れる値段をつけて売り出すことで、スピード売却が可能です。このようなアドバイスのできる土地専門の不動産売買仲介業者を選びましょう。
不動産仲介業者との契約の見直し
不動産会社との契約は、一般媒介契約なのか、専属専任媒介契約・専任媒介契約なのかどちらでしょうか?
一般媒介契約を結んでいると、営業活動が手薄になってしまうことがあります。
他社にお客を取られないようにするには、不動産会社とは、一般媒介契約ではなく、専属専任媒介契約・専任媒介契約を結んだほうがいいでしょう。不動産会社にも熱心に営業活動してもらえます。
短期間で本気で売りたいと思うなら、不動産会社も一社に絞る必要があります。
活用しにくい土地
売れない土地、売りにくい土地には、それなりの理由があります。
それは土地の条件です。形や面積、境界線の問題、周辺環境など、土地に何らかの問題があると、売りにくくなってしまいます。
特に市街化調整区域の土地は売れません。新しい建物が建てられないからです。
さらに境界線の問題も頭の痛いところです。土地家屋調査士に依頼して境界線を確定する必要があります。
そして、広すぎる土地、細長い土地、旗竿地も特殊な形状の土地として一般の方には売れにくいと言われています。
その他、土地の周辺に葬儀場、墓地、工場があると売れにくくなってしまいます。
売れない土地も不動産会社のアドバイス一つで価値ある資産に!
売れない土地も、土地を得意とする不動産仲介会社に売却や処分の相談を依頼すると、面白いように土地活用や土地売却に関するアイデアがたくさん出てきます。
土地の売却以外にも有効活用できる道が見つかれば、売却せずに保有し続けたほうがいいことに気づく場合があります。
適切な売り出し価格が提示できるかどうか?
土地の価値を算定する場合、いろいろな物差しがあり、どの基準で算定しても正しい価格です。
しかし、実勢価格は、土地専門の不動産会社のほうが、より的確な判断ができます。売り出し価格は、高すぎると値下げ交渉に持ち込まれます。相場金額を参考に2割程度減額できる余裕を見て、売り出し価格を決定するようにしましょう。
不動産会社とは専任媒介契約を結ぶ
一般媒介契約ですと不動産会社に力を入れて営業してもらえない場合があります。
優先的に自分の土地を売ってもらうには、不動産会社と専属専任・専任媒介契約を結ぶ必要があります。
3か月様子をみて、専属専任・専任媒介契約に切り替えて様子をみていきましょう。
土地の境界線を確認、土地を分筆する
隣地との境界線がはっきりしていない場合は、数十万円の費用をかけて土地家屋調査士に境界線の確認を取るようにしましょう。
土地が広すぎる場合は、分筆することで適切な土地の広さにして売りやすくする方法もあります。建物が建てられるように、接道義務をクリアしたうえで分筆できる場合は、想定外の高値で土地が売れる場合があります。
交渉による土地の買取や寄付
売却以外にも土地の寄付、あるいは安値での買取があります。
土地の寄付で贈与税がかかるようなら、買取がおすすめです。
個人ではなく、法人は寄付を受け付ける可能性は低く、学校やNPO、地方自治体なども寄付は積極的に受け付けていないようです。
また、相続した土地なら相続放棄、不動産業者による土地の無償引き取りもあります。
土地が売れない時の対処法まとめ
売れない土地にお悩みの方は、経験豊富な不動産仲介業者がおすすめです。
土地の売却や取り扱いが多い業者を探すには、不動産一括査定サイトが便利です。
自分ではなかなか売れない、今の不動産会社では売ることができない土地も、土地の取り扱い経験が豊富な不動産仲介業者なら高く売れる場合があります。
土地が売れない主な原因とその対処法についても解説しました。